エンジニア発想でラクスルの未来を創る! 「Raksul Hack Week ♯3」開催
9月8日(火)~9月11日(金)でHackWeekが2020開催されました。今年で第3回目の開催となるこちらのイベントですが歴史から今期の結果まで振り返ってみましょう!
なぜHackWeek? ~Why HackWeek~
HackWeekの歴史をお話しさせて頂く前にそもそもなぜHackWeekをやろうと思ったのかについて少しお話しさせて頂きます。
理由は大きく分けて2つあります。
まず1つ目は、事業側の依頼によって出てくるタスク以外の純粋なテクニカルなタスクに集中する時間にするためです。
ご存知の方もいるかもしれませんが、Googleでは”20%ルール”、Atlassianでは”Ship It Day”のように、エンジニア目線で自由に開発を行うような取り組みが、世界的に有名なテクノロジーカンパニー行われています。実は皆さんがいつも使っているGmailもこの取り組みから生まれたという背景もあり、こう言った取り組みを社内でもできないかと思ったことが背景にあります。
2つ目の理由は、エンジニア目線でプロダクトやお客様のことを考えることで、新しいイノベーションが生まれること、さらには次の成長の材料やテクノロジーを身に付け、それが適用できるプロダクトを考える機会を創りたいと考えたからです。
従来のビジネス側からプロダクトを考えるだけでなく、”効率化余地に敏感”なエンジニア起因でプロダクトを考えてみるのも、ラクスル が更なる成長を遂げる上では大切になるのではないかと考えており、ここにHackWeekを開催する理由があります。 極論になってしまいますが、HackWeekの最終的なゴールは、HackWeekというイベントなくてもエンジニア目線でイノベーションを起こせる社内の風土の醸成にあるとも思っています。
HackWeekとは~The History of HackWeek~
次に、過去のHackWeekの取り組みについて簡単にご紹介します。スタートは2016年12月です。最初は「Hack it day」という月に1回、エンジニアが自由に開発して良いという日を決めて、ソースコード内部の構造を整理するリファクタリングのプロジェクトや、今でこそよく使われるような検証やインフラチェックのようなことをやっていました。
しかし、続けていく中で「Hack it day」があっても、限られた人しか参加できないという希薄化が始まったので、2018年9月に「Hack it day」をスケールアップし、連続して5日間にして開催するアイディアが出ました。それを基に、最終的に4日間のタイムアレンジで実施したのが、現在に繋がる「HackWeek」の誕生でした。この時には、デザイナーも参加し、イベントのブランディングなども協力してもらい、豪華なイベントになり23チーム、50名の参加者となり盛況に終わりました。この時には、引き続き技術的な技術検証や分析に加えて、ビジネスにつながるようなプロジェクトがありました。この年に誕生した「Raksul Creative Blog」は今でも運用さています。
そこから9ヶ月の時間を経て、「HackWeekⅡ」を実施しました。この時は16チーム、62人が参加して、5日間フルタイムでの開催となりました。内容も進化し、ここでは最初のHackWeekと比較して、テクノロジーの広がりが非常にあるものになり、発明をした際のことを考えてパテントロイヤーの招待もしました。この時に創られたプロジェクトの中ではノバセルアナリティクスの基盤となったものや、プロダクト化の検討をしたものがいくつかあります。ビジネスに繋がるイノベーションが生まれたと思っています。
そしていよいよ、第3回目となる今年のHackWeekですが、約22のプロジェクトチーム、過去最多となる約80名の参加となりました。
HackWeek#3
Our Technology Our Future ~ ニューノーマル時代のラクスルをつくる ~
コロナ禍で新しいワークスタイルや生活が始まり、今までのように自由な生活ができずストレスを抱えている人も少なくはないはず…「こういう時期だからこそ、みんながワクワクできる機会を作りたい。」そんな思いの元、会社として未知なるオンラインでの開催へと踏み切ることにしました。 |
そして掲げられた今回のテーマは「Our Technology Our Future ~ ニューノーマル時代のラクスルをつくる ~」です。
ニューノーマル時代でも「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というラクスルが大切にしているビジョンを体現すべく、特に今年は技術的チャレンジによって新しい未来をつくってほしいという思いが込められたテーマとなりました。
特に今年はオンライン開催ということや、昨年のHackWeek以降に入社したメンバーも多かったことから“一体感の醸成”も重要なポイントでした。様々な面でクリエイティブが活用され、Slackリボン、統一の背景やマスク等で盛り上げていきました。
*開催までの取り組み詳細はコチラ
HackWeek 2020イベント概要
- オンライン開催!目黒オフィスとベトナムオフィスメンバーが参加
- エンジニア、プロダクトマネージャー、デザイナー全員参加
- 1チーム数人規模でチームを編成
- 開催テーマに沿っていれば開発内容はなんでもOK。各チーム自由な発想で課題を設定し開発する
- 3日間開発、4日目に成果発表会
- 最終評価は審査員(経営陣)とオーディエンス(参加者含む社員)による投票
イベントの様子
成果報告&結果発表!
最終日に行われた成果発表会も、今年は一工夫して動画配信形式に。3分という制限時間内で繰り広げられる各チームの渾身のプレゼンは、大盛況!コメントスクリーンも活用することで、その場にいるような臨場感に包まれました。なんと、2時間休憩なしで行われましたが「面白すぎてトイレに立てない」というコメントも続出する事態に・・・・! ニューノーマル時代のラクスル というテーマにもぴったりな、リモートコミュニケーションの施策を考えたチームが複数あったのも今年ならでは。
オンライン開催という新しい形の中、海外メンバーも積極的に参加し、新たなイノベーションが生まれ、プロダクトメンバーだけではなく、ビジネスメンバーにとっても刺激的なイベントとなりました。
HackWeekのテックブログはコチラ↓
https://tech.raksul.com/2020/11/10/hackweek2020-report/