
【イベントレポート】「#ラクスルナイト」新オフィスでカジュアルMeetupを開催
2025年3月11日、ラクスル株式会社は新たに本社を移転した麻布台ヒルズ森JPタワーにて、Meetupイベント「#ラクスルナイト」を開催しました。

本イベントは、RAKSUL社員の知人や友人を対象に、新オフィスのお披露目を兼ねたカジュアルな交流を目的として開催。お寿司と日本酒を囲みながら、働く人の素顔や事業のリアルに触れられる場として、社内外の垣根を越えたオープンなコミュニケーションが生まれました。

19時30分の乾杯を合図に、イベントがスタート。
ガラス越しに東京タワーなど都心の美しい景色が広がり、屋内にはたくさんの植物が置かれているので、自然も感じられる新しいオフィスの雰囲気を実際に体験できる時間になりました。


冒頭、執行役員の木下から開会のご挨拶。またRAKSULの会社紹介も兼ねて、ラクスル事業の全体像、エンタープライズ事業に注力している背景等もお話させていただきました。
その後、歓談・食事を挟みながら、会の中盤では「ラクスルが挑戦する、新しいセールスの形」と題したトークコンテンツを実施。
事業開発担当の川並と、セールス&マーケティング部部長の白石が登壇し、ラクスル事業部のセールス組織の立ち上げや進化、未来についてざっくばらんに語りました。
「自分が止まれば、事業も止まる」── セールス立ち上げ期のリアルと今向き合う未来

エンタープライズ事業で事業開発を担当する川並。これまで外資系化学メーカーで代理店営業や、人材系企業で求人媒体の新規営業を経験した後、2020年末にRAKSULへ入社しました。RAKSULではセールス組織の立ち上げを経て、2024年8月から事業開発へキャリアチェンジしています。

まず川並から、ラクスルが展開する法人向けサービス「ラクスルエンタープライズ」についての説明がありました。
ラクスルエンタープライズについて
川並:
Amazonでいうと「Amazonビジネス」、アスクルだと「ソロエルアリーナ」と同様、ラクスルでも法人利用に最適化されたサービスとして4年ほど前にリリースしました。もともとネット印刷として企業の一個人が利用していたところから、法人向けに管理機能やセールスによるサポートを加えて展開しているのが「ラクスルエンタープライズ」です。

その立ち上げにおいて、当時私は1人目のセールスとしてプロダクトのローンチと営業活動の両方を担っており「自分が止まると事業が止まる」という恐怖と戦いながら進めていました。自分の動きひとつが事業の進行そのものであり、その責任感とプレッシャーを背負いながら、ゼロから価値を生み出していくフェーズでした。

その後、徐々に人が増え、PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)としてマーケティング投資やターゲティング設計にも関わるようになりました。組織化が進む中で、自分の中に合ったナレッジをドキュメント化し、誰に何を届けるのかといった顧客解像度にも向き合う必要が出てきました。
フェーズの変化に応じた課題として、マーケティングで”誰に何を出すか”という部分を、しっかりと明確にしていく必要もありました。
2024年からは、さらに組織を拡大し、複数のプロダクトを展開していく「マルチプロダクト」体制へとシフト。私自身もセールスから事業開発へとキャリアを移し、事業創りの面から「次の売上をどうつくるか」「そのためにどんな価値を提供していくか」といったテーマに取り組んでいます。
事業・組織の立ち上げについて

川並:
RAKSULへの入社は、“カスタマーサクセス募集”という求人情報に興味を持ち、話を聞いたことがきっかけです。しかし、いざ聞いてみると「セールスの1人目です」と言われて(笑)。ちょっと話が違うなと思いつつも、0→1の立ち上げをやってみたいという思いがあったため、飛び込んでみることにしました。

当時、エンタープライズのプロダクトは「登録ができる」程度の最低限の機能しかなく、まさに「箱だけ」の状態でした。「半年で200社を受注する」というミッションを担い、顧客に対してまだ実現していない機能をスライドを使って説明していました。いわゆる「紙芝居営業」です(笑)。とにかく今後ラクスルとして実現したい世界観や構想を伝えるということを意識していました。
まだプロダクトもない状態での営業でしたが、そこにはRAKSULならではの逆算思考の文化がありました。まず高い目標を置いて、そこから“何を積み上げるか”を考える。自分の思考の枠からはみ出す経験をたくさんさせてもらい、成長を実感できた瞬間でした。
やがて仲間が増え、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの4名で一人一役のなんちゃってThe Modelのような体制になったこともありました。今思えば、全員フロントに出た方が良かったかもしれません(汗)。実は今の形に落ち着くまでに5、6回は組織が変わっているんです。上手くいかない時ほど組織は変わり、より良い形に進化していくという学びを得ました。
元々RAKSULはWeb広告やテレビCMで事業を伸ばしてきた企業だったこともあり、当時は「セールス」という概念があまり浸透していなかったように思います。そのため1人目セールスの立場は弱く、「すみません、これお願いできませんか」と、低姿勢で他事業部に声を掛けながら動く毎日でした。その中で、セールスという機能の価値を証明するには、「このお客様から受注してきた」「これだけ売上をつくった」という、数字での結果を出すことで、セールスの存在価値を示してきました。
キャリア変遷について

川並:
最後に、私のキャリア観の変遷についてお話します。RAKSUL入社当初は、いわゆるプロフェッショナル思考で、まずは個人としての営業スキルを高めたい思いが強くありました。0から売れる力をつけるために、顧客や営業としての価値に真正面から向き合うことに注力していましたね。
次第に組織が拡大しメンバーが増えていく中で、個人の成果だけでなく、チームとして大きな目標を目指すフェーズに入りました。そこでは、「管理」や「型化」といった視点に向き合うようになり、マネジメントを担う立場としても経験を積んでいきます。
その後、「売る側」から「売れるものをつくる側」へと視点が変わっていった背景には、RAKSULに多く在籍している優秀なBizDevメンバーの存在があったと感じています。彼らが日々サービスを創りローンチしている姿を見て、非常に刺激を受けました。セールスとして向き合ってきた顧客への価値を、今度はサービス自体でも実現したいと思ったんです。今は、“現在”ではなく、“未来”に対して、どういう価値を生み出して顧客に提供できるかに向き合いたいと思っていたことから、事業開発に軸足を移しました。
もともとはセールスの中でのキャリア構築を考えていましたが、振り返ると「セールス文化が完全に出来上がっていなかった」からこそ、固定的なキャリアパスに縛られず、さまざまな選択肢を検討できたことが、自身にとって非常に良い環境だったと思います。
「No.1じゃなければ意味がない」── 文化フィットとセールス組織の進化

続いて、セールス&マーケティング部部長の白石が登壇しました。
2024年に入社した白石。過去には楽天やヤフー、またヤフーのグループであるアスクルへの出向経験、そしてPayPayモールの立ち上げなど、数々の事業フェーズに関わってきた経験を持ちます。
今回のトークコンテンツでは、これまでの経験を通して白石が感じた、キャリアにおける「組織文化とのフィットの重要性」や「セールス組織としてNo.1を目指す大事さ」について語りました。
自身のキャリアについて

白石:
私が楽天に入社したのは、ちょうど六本木ヒルズにオフィスがあった頃。楽天では、急成長するeコマース市場の真っ只中で、少人数の組織が爆発的な成果を生み出していく現場を経験しました。毎週のように代表の三木谷浩史氏の前で数字の進捗をプレゼンし、「三木谷氏が”右”と言えば絶対に”右”に進む」という、究極のトップダウンのマネジメントを肌で学びました。
一方で、その後転職したヤフーでは、文化がまったく異なっていたんです。「山に登ることは決まっているけど、登り方は任せる」という文化に、転職当初は非常に驚きました。例えるなら、“塗り絵”をすることが仕事だと思っていた僕にとって、”白紙のキャンバスに自由に描いてください”というのは、マネジメントとしても大きな挑戦でした。
ヤフーではPayPayモールの立ち上げプロジェクトにも参画しています。これは親会社であるソフトバンクグループを通じてスタートした、プレミアムなECモールの構築という大きなチャレンジでした。結果的には1年半後に撤退という判断を下すことになりますが、立ち上げと畳みの両方を経験できたのは、大きな財産でした。

その後、コンサルティングファームを経て、RAKSULへ入社。決め手は、「組織文化とのフィット感」でした。楽天のようにトップダウンが強い会社も経験し、ヤフーのようにボトムアップが浸透している組織も見てきましたが、その両方の良さを、ラクスルはちょうどいいバランスで持っているのです。
経営層がしっかりと方向を示しつつも、メンバーに裁量が与えられる。そうしたハイブリッド型の文化に、自分自身が心から共感できたことが、入社を後押しした理由でした。
No.1を目指すことの大事さについて

白石:
大切にしていることはいくつかありますが、中でも特に意識しているのが「セールス組織としてNo.1を目指すこと」です。その原点になったのは、ヤフー時代のある出来事でした。
当時、社内で文房具を注文すると、届くのはAmazonの箱ばかり。その状況に対し、「自分たちが使っていないサービスが、どうしてNo.1になれるのか?」と上司から指摘されたことが、今でも強く記憶に残っています。
まずは自分たちが自社のサービスを徹底的に使いこなして、信じきって、好きにならないとダメなのです。セールスも同じで、そういう気持ちがないと、お客さまに本当の価値を届けることはできません。No.1を目指すということは、多くのお客さまに価値を届け、企業成長を支援できるということ。そのためには自社のサービスを深く理解し、お客さまに寄り添った提案ができる存在である必要があります。
ラクスルエンタープライズにおいても、この「No.1を目指す」という思いは変わりません。皆さんの会社のサービスは、本気でNo.1を目指していますか?我々は目指しています。自信を持って、そう言えます。ぜひ、No.1のサービス、No.1のセールス組織を目指している我々と、お話させてもらえたら嬉しいです。ご指摘含め、ざっくばらんにお話ししましょう。
寿司、日本酒、東京タワーの夜景──肩ひじ張らずにRAKSULを楽しむ夜

トークセッション後は再び歓談タイムへ。お寿司や日本酒を片手に新オフィスから見える夜景を楽しみながら、参加者同士のコミュニケーションを楽しみました。

オフィス移転後の初のイベントとなった「ラクスルナイト」。共通点はRAKSUL社員と繋がりがある方、という非常にオープンな会として開催させていただきました。ご参加いただいた皆様の交流や出会いのきっかけとなる場になっていれば幸いです。
またRAKSULでは現在、エンタープライズ事業をはじめ、さらなる事業成長を共に担うメンバーを全社で大募集中です。ご興味のある方は、ぜひ一度カジュアル面談や、弊社主催のイベントにお越しいただけますと幸いです!
ご応募・お問い合わせ、お待ちしております!
▼エンタープライズ事業で採用強化中のポジション一覧
・アカウントエグゼクティブ
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