SREエンジニアとして、ラクスルの開発基盤Gにジョイン。吉原さんの入社エントリー
この連載では、RAKSULグループの新入社員にインタビューを行い、入社の決め手や入社してみて実際に感じていること、今後のチャレンジなどを語ってもらうことで、リアルな雰囲気や働く魅力を紹介していきます。
今回は、ラクスル事業本部の開発基盤Gにジョインした吉原さんにお話を伺いました。
ラクスル株式会社/ラクスル事業本部/システム統括/開発基盤部/開発基盤G
吉原 哲
Satoru Yoshihara
2006年に新卒でヤフー株式会社に入社。株式会社カカオジャパン(現・株式会社カカオピッコマ)に出向後、メッセンジャーアプリの開発に従事。2014年にLINE株式会社へ転職し、「LINEポイント」や 「LINEで応募」などの開発をリード。2021年よりアメリカに駐在し、ユーザベース株式会社にて現地市場向けのサービス立ち上げを担当。2024 年1月、ラクスル株式会社に入社し、現在は開発基盤部のプラットフォーム開発・SREを担当している。趣味は PC ゲーム、卓球。
ラクスルへの入社の決め手を教えてください。
前職では、グローバルにおける新興業界、競合他社の動向、最新技術の活用事例といった、事業環境の変化を最速で捉えることで調査効率と生産性を高める、イノベーター向けのリサーチプラットフォームの開発に携わっていました。具体的には、自社・競合の技術優位性も捉えたグローバルレベルでの戦略立案や新規事業開発、アライアンス等の意思決定をサポートするサービスです。
私は、そのサービス立ち上げ当初から開発に携わり、10名以下の小規模チームでPMF(Product Market Fit)達成に向けて様々な機能開発に取り組んでいました。特に初めの頃は、顧客獲得方法をチームで考え、プロダクトに反映させることに焦点を当てていました。契約が成立した際にはチーム全体で喜び合っていましたね。
そのような中で、サービスが軌道に乗った頃、日本への帰任が決まりました。
帰国後は、これまでバックエンド・インフラ・フロントエンドなどの広範な技術領域の経験を積んできたため、次のキャリアとして、経験を活かしてPMF達成後のグロースフェーズで新たな挑戦がしたいと考えるようになりました。
そうして、成長企業を中心に転職活動をはじめたんです。ラクスルは、エージェント経由で知りました。カジュアル面談の際に、ちょうど開発基盤部が立ち上がったばかりのタイミングであることや、プロダクトを成長させる上で横串でのスケールに取り組みはじめていることを伺いました。特に、「立ち上げ」というチャレンジングな仕事に携われることに魅力を感じ、最終的に複数社にお声がけいただいた中で、ラクスルが最も私の経験とスキルを活かせる環境だと考え、入社を決めました。
入社して3か月が経ちました。率直な感想をお聞かせください。
ファーストインプレッションでは、職種を問わず実直で真面目な方が多いという印象を受けました。ビジネスの進捗状況や課題を共有するミーティングが定期的にあり、情報共有もオープンに行われていますし、社員一人ひとりの意見を尊重する風土で、失敗を隠さず向き合う文化を非常にいいなと感じています。
また、入社日から丁寧なオンボーディングプログラムを用意していただいたことに感謝しています。特に、PBU(プリンティングビジネスユニット)やSCM(サプライチェーンマネジメント)など様々なチームを訪問する「チームツアー」は、開発者一人ひとりの顔と名前を知り、開発現場を肌で感じ、交流を深めるとても貴重な機会となりました。
チームツアーを通して、開発現場の解像度を高めることができましたし、開発者の働き方や開発プロセス、必要としているツールなどを実際に目の当たりにすることで、横串チームとして開発者チームをどのように支援していくべきか、また開発者にとって本当に必要な機能やプラットフォームは何かといったことを、具体的にイメージできるようになりました。
チーム全体としての目標や課題を早期にキャッチアップできたことは、非常に大きな収穫でした。私が当初懸念していた、企業によって異なる開発文化に対する心理的障壁を下げることにもつながったと感じます。
現在は、4名のエンジニアをリードし、システムデザインという大きなスケールでのチーム間連携に関わるアーキテクチャレビューなどを担当しています。技術的なハードルや難易度も高いですが、私の経験や専門知識を活かせる機会を得ることができており、非常にやりがいを感じています。
これからチャレンジしたいことをお聞かせください。
今までは、プロジェクト単位での製品開発が主流でしたが、今後は、前職までに培ってきた知識や経験を活かし、事業部全体や会社全体の発展に貢献したいと考えています。
具体的には、コンウェイの法則に基づいてシステムやチームを疎結合化し、変更への柔軟性を高めていきたいと思っています。コンウェイの法則とは、「組織のコミュニケーション構造と組織が設計するシステムとの間の関連性は、相互に影響を与える」というものです。つまり、チームやシステムが複雑に絡み合っていると、変更に時間がかかり、コストも高くなるということです。
だからこそ、アーキテクチャの見直しや、システム間の連携の最適化、技術負債の解消、監視や共通基盤の拡充など、様々な問題を解決していく必要があります。これらは全て重要でやりがいのある取り組みです。ビジネスが拡大するにつれてプロダクト組織も強化していきたいと考えています。
最後に、一言お願いします。
やることはたくさんあります。やれることもたくさんあります。ソフトウェア開発が大好きな方、ぜひ私たちと一緒に働きましょう!