CSとして、ノバセルのマーケティングDX事業部にジョイン。前田さんの入社エントリー
この連載では、RAKSULグループの新入社員にインタビューを行い、入社の決め手や入社してみて実際に感じていること、今後のチャレンジなどを語ってもらうことで、リアルな雰囲気や働く魅力を紹介していきます。
今回は、ノバセルのマーケティングDX事業部にジョインした前田さんにお話を伺いました。
ノバセル株式会社/ノバセル事業本部/ 事業統括部/マーケティングDX事業部/第2コンサルティンググループ
前田 哲平
Teppei Maeda
2009年京都大学工学部地球工学科を卒業後、新卒で日本テレビ系列の中京テレビ放送株式会社に報道記者として入社。その後、編成関連業務や外勤営業を経て、2020年にジャパネットたかたのハウスエージェンシーである株式会社ジャパネットメディアエージェンシーに転職。通販枠のメディアバイイング担当、BS放送局の立ち上げおよび通販枠の編成に携わる。2024年7月、ノバセルに入社。現在はCS担当としてCM効果の分析業務に従事している。
ラクスルへの入社の決め手を教えてください。
私は新卒で入社したテレビ局で5年間、報道業務に従事してきました。この間、視聴者に価値ある情報を伝える使命を果たし、社会的意義を感じながら責任を持って取り組みました。特に、大きなスクープを取ったり、海外での取材機会にも恵まれ、その経験は非常に貴重でした。
その後、ジャパネットたかたのハウスエージェンシーで4年間、CMや通販枠の効果分析等を担当。総務省の免許事業であるBSチャンネルの新規立ち上げにも関わり、中心メンバーとして編成の管理職も経験しました。組織の成長を促すため、CMセールスや視聴率アップ等の戦略立案と実行に注力しました。
テレビ局での営業時代にクライアントから「テレビCMの効果はわかりづらい」という悩みを何度か伺っていました。そこで、前職では視聴データと通販売上のデータを組み合わせることで、より精度の高いメディアバイイングや通販編成ができる可能性を探求してきました。その中で、CMや通販の視聴数は売上に与える影響が大きいことを深く理解した一方、早朝など視聴が少ない番組や時間帯でも物が売れる現象を目の当たりにし、視聴データと売上データの組み合わせだけでは解明できない要素が多くあることに気づきました。同時に、従来の指標の分析だけで、その要素を解き明かすことに限界も感じていました。
そんな中、ノバセルからスカウトを受け、代表の田部正樹さんの著書(※)を拝読しました。そこには、現在ノバセルが武器にしている「指名検索」という指標があり、私が長年求めていた分析手法が具体的に示されていました。「私のやりたかった分析がノバセルならできる!」と確信したんです。また、選考中に様々な方と話をする中で、約15年間のメディア業界経験も活かしながら、自分のキャリアをさらに進展させることができると感じ、次のステージに進むことを決意しました。
※『ブランド力を高める「指名検索」マーケティング 顧客の検索行動を決める、動画広告の活かしかた』田部 正樹 (著)
入社して4か月が経ちました。率直な感想をお聞かせください。
率直に言うと、良い意味でのギャップに驚かされています。まず、出勤・退勤時間の柔軟さに助けられています。コアタイムは設定されているものの、個人の事情に応じてフレキシブルに勤務できるため、仕事とプライベートのバランスが取りやすいです。
また最も印象的だったことは、優秀な人材が多く、新卒社員も含めて多様なバックグラウンドを持つ仲間たちがいることです。テレビ業界に未経験であっても深い理解を持ったメンバーが多く、彼らから学べることがたくさんあるため、非常に刺激的です。
ノバセルでは、仕事が進めやすい環境が整っています。組織の縦割りがなく、必要な業務を率先して担う文化が根付いており、マネージャーからメンバーへの仕事の割り振りも皆が快く受け入れ、協力し合って進める環境です。部署を越えてたコラボレーションもスムーズで、全員が同じ方向を目指し、一体感を感じています。
さらに、私は通販だけでなく、多業種のクライアント戦略にも関わる機会をいただいており、新しい知識を日々学んでいます。これまで媒体、代理店、事業会社と3つの立場を経験してきたため、業界・業種に関係なく、3者いずれにとってもベストな分析や提案ができるよう努めています。今までの経験を活かしつつ、新たな発見や学びがある。40歳を目前に控えたタイミングでの転職には不安もありましたが、この挑戦を選んで本当に良かったと感じています。
これからチャレンジしたいことをお聞かせください。
個人的には、デジタルやデータ解析のスキルを高め、データサイエンティスト寄りの深い分析もできるようになりたいと考えています。
現在のノバセルは地上波CMの分析が中心ですが、私はBS局や独立U局などにも大きな可能性があると感じています。視聴率こそ地上波には劣るものの、指名検索においては地上波を上回る成果を上げられる局も、存在するのではないかと考えているんです。
このため、今後は地上波以外の領域にも事業を拡大し、業界の常識を覆すことが目標です。その実現に向けて、ノバセルおよび「指名検索」という指標の普及を進めていく必要があります。まずは目の前のクライアントに価値を提供し続けることで、ノバセルが業界内で注目される存在になることを目指していきたいです。
最後に、一言お願いします。
テレビ離れが叫ばれる昨今ですが、テレビCMの可能性はまだまだ広がっていると考えています。従来のテレビCMの取引の仕方や効果指標に対して、「もっと改善できるのでは?」と感じている方や、テレビに関して突き詰めて調べることが面白いと思える方は、この仕事に向いていると思います。
私の唯一の自慢は、これまでのキャリアの中で、所属した組織や部署の成績が一度も前年から下がった経験がないことです。これは、私自身の力というよりも、周囲の環境に恵まれた結果ですが、その運も実力の一部だと信じています(笑)。会社名の通り、これからもRAKSULグループ全体の業績を”ノバセル”人材として努力していきたいと思います。共に成長し、ノバセルの未来を切り拓いてくださる方と一緒に働ける日を楽しみにしています!