BizDevとして、ラクスルのマーケティング部にジョイン。吉武さんの入社エントリー
この連載では、RAKSULグループの新入社員にインタビューを行い、入社の決め手や入社してみて実際に感じていること、今後のチャレンジなどを語ってもらうことで、リアルな雰囲気や働く魅力を紹介していきます。
今回は、ラクスルのマーケティング部にジョインした吉武さんにお話を伺いました。
ラクスル株式会社/ラクスル事業本部/ダンボールワン統括/マーケティング部
吉武 隼仁
Hayato Yoshitake
大阪大学を卒業後、新卒で株式会社サイバーエージェントに入社。マッチングアプリのPMとして開発に携わった後、同事業のマーケティング部にて広告、クリエイティブディレクションなど幅広く担当。2024年5月にラクスル株式会社に入社。現在はマーケティング部にて、新規獲得領域を中心とした広告、サービス開発を担当している。
今までのご経歴と、ラクスルへの入社の決め手を教えてください。
前職では3年間、マッチングアプリ事業でPMとマーケティングを担当しました。新卒1年目から大規模なプロダクト開発を任されていたのですが、当時の上司からマーケティング業務へのチャレンジ機会をいただいたことがきっかけで、マーケティング領域にシフトしました。
特に印象深いのは、タレントコラボ企画プロジェクトです。新規顧客獲得のため、アプリ内にタレントとコラボした新機能を導入し、広告プロモーションと組み合わせた施策のプロデューサーとして、広告からキャスティングまで幅広く担当し、大きな成果を上げることができました。
3年間の「恋愛×IT」という領域での幅広い経験は、非常に刺激的で学びの多いものでした。しかし同時に、新たな挑戦への欲求も芽生えてきました。特に、ユーザーの「早期卒業」が理想である一方で、ビジネスとしては長期利用が求められるというマッチングアプリの特性に触れたことで、繰り返しサービスを利用することで顧客が成長・拡大するようなビジネスモデルにも携わってみたいと考えるようになりました。
また、前職ではクリエイティブ寄りの業務が中心でしたが、広告運用やPL(損益計算書)の管理など、ビジネス寄りの業務にも興味がありました。このような新たなチャレンジを求めて、社内移異動や転職を検討し始めていた矢先、マーケティング部の藤谷さんからお声がけいただいたのです。
ラクスルに興味を持った理由はtoBのECサービスという点、また積極的なM&A戦略です。前職とは異なるビジネスモデルであることや多様な周辺ECサービスにも携われる可能性があることが、キャリア成長の観点から非常に魅力的でした。
新規獲得を中心としたマーケティング全般に関わることや、予算管理・事業管理といった上流部分にも挑戦できるというミッションが、自分のやりたいことと一致するポジションでした。
さらに、重要視していた「一緒に働く人」という観点も、マーケティング部の藤谷さんや前川さんとの面談を通じて、お二人の仕事に対する情熱と、穏やかで協調的な人柄に強く共感と安心感を抱き、このチームの一員として働くことで、自身も成長できると確信し、入社を決意しました。
入社して5か月が経ちました。率直な感想をお聞かせください。
入社してまず初めに、「商品が実際にお客様の手元に届く」という事実に大きな驚きと新鮮さを覚えました。前職ではオンライン上で完結するサービスを扱っていたため、この「物理的な商品」という概念は全く新しい体験です。ラクスルのECサービスでは、インターネット上での取引でありながら、実際に形のある商品をお客様にお届けします。この点が、私にとって非常に興味深く、やりがいを感じる要素となっています。
この特性は、私にとって、マーケターとしての可能性を大きく広げてくれると考えています。例えば、ただ顧客数や顧客単価を上げるだけでなく、商品の製造コストや輸送費を下げることで利益を生み出せるなど、インターネット完結のサービスでは持てないようなレバーを持つことができます。今後は、より広い視野と多様な視点を持ち、様々な側面から事業に貢献できるマーケターを目指して、日々挑戦を重ねていきたいと思います。
また、組織の多様性の高さに感銘を受けています。年齢、性別、経歴など、実に様々なバックグラウンドを持つ人材が集まっており、その多様性が新しいアイデアや革新的な解決策を生み出す源泉になっていると感じます。マーケティングや営業はもちろん、商品開発やサプライチェーンなど、これまであまり接点のなかった職種の方々と協働する機会も多く、日々新たな気づきを得ています。さらに、開発拠点は日本だけでなくベトナムにもあり、オフィス内では英語も頻繁に聞こえてくるため、国際的な環境にも魅力を感じています。
これからチャレンジしたいことをお聞かせください。
まず、マーケティングの新規獲得領域でリーダーシップを発揮し、成果と信頼を積み上げていきたいと考えています。Web広告を中心とした事業成長戦略を推進しつつ、非連続的な変化を生み出すことを目指します。
具体的には、ダンボールワンの主要顧客である中小企業の通販会社に加え、新たな顧客層の開拓にも挑戦すると同時に、長期的な売上向上のため、既存顧客との関係強化にも注力していきます。
私の考える優秀なマーケターとは、単に広告を改善するだけでなく、事業全体を改善し、中長期的な売り上げアップを実現できる人材です。顧客獲得単価(CPA)の低減に固執するのではなく、顧客生涯価値(LTV)の高い顧客獲得に焦点を当てるべきだと考えています。
これは、単に顧客獲得単価(CPA)を抑えることではなく、本質的にはサービスの価値向上を通じて顧客一人あたりの売上や利用期間を延ばすことが重要で、その結果として、新規顧客獲得への投資余地が生まれ、さらなる成長につながるのではないでしょうか。
つまり、優秀なマーケターとは、短期的には費用対効果を最適化しつつ、長期的にはサービス価値の向上により、より多くの広告投資を可能にする人材だと考えています。私自身、このような本質的な課題解決を通じて事業改善・事業開発に貢献できるマーケターを目指していきます。
最後に、一言お願いします。
素晴らしいサービスと優秀な人材に囲まれ、非常に働きやすい環境だと感じています。特に、連続的なM&Aを実施している点は、経営人材を目指す方にとって魅力的なチャレンジの場となっています。皆様と共に、事業やサービスをより良いものにしていけることを楽しみにしています。一緒に働ける日を心待ちにしております!