ラクスル事業の魅力~印刷市場の成長余地とラクスルのチャレンジ~
- 印刷市場は縮小しているけれど、印刷EC市場は伸びているし余地がある
- ただのECサイトではない!印刷ECで対峙する事業課題
- ラクスルは「産業の課題をプロダクトで解決する会社」
■印刷市場は成長余地があるのでしょうか??
印刷市場自体は縮小傾向にありますが、出版印刷市場が大きく減っているのが主な要因です。ラクスルの対象市場である商業印刷や事務用印刷の市場は横ばいで推移しています。また国内の印刷EC市場、つまり、ラクスルのようなネット印刷とよばれる市場は約10%の成長率で大きく伸長しています。
更に、3兆円ある市場の中で、日本のネット印刷のシェアは約3%。西欧では既にネット印刷シェアが30%程度となっており、日本でも長期的には印刷のEC化の拡大余地は大きいと見込まれています。
またラクスルではいわゆる「紙への印刷」という領域にだけでなく、
DMやポスティング、TVCMなど販促サービスを拡充した「集客支援」や、マスクやお菓子などの多様なオリジナル商品を拡充した「オフィス・産業資材への印刷」を推し進め、お客様にさまざまな価値を提供しています。
事業シナジーが見込まれるペライチさんとの連携も積極的に行っており、今後も成長を加速させていきます。
■ラクスル(印刷)事業部はどのような面白さ・チャレンジがあるのでしょうか??
ラクスルにおけるチャレンジの面白さは3つあります。
①トランザクションの効率化に携わる事で、年間数千万円の効率化を実装できる
注文を受けてから在庫を発送する一般的なECと比較すると、印刷ECはサプライチェーンがとても長く、複雑です。
例えば印刷データに不備がないか確認するデータチェックの工程や、印刷委託先を選定する工程があります。工程が複雑である分、自動化する余地がたくさんあるので、さまざまなチャレンジが可能です。
例えば「冊子のスピードデータチェック」という機能により、オペレーターの工数を大幅削減し、効率化してきました。
100ページ程の冊子データを「1つずつ文字がつぶれていないか」、「色味は問題ないか」等チェックする業務にオペレーター2人が丸1日がかりで着手していたところ、本機能リリースにより、わずか3分で処理をする事が可能になりました。社内のオペレーターと一緒に、現場の解像度高く、開発を行っていけるのもラクスルの大きな特徴です。
②お客様の購買体験を自らの手で改善・実感できる
ラクスルでは、自らの手でお客様の購買体験をより良いものへと進化させていく事が可能です。既に要件が決まり切った開発ではなく、自ら「どうすればお客様の購買体験が最高のものとなるか」を考えて、提案していける環境があります。
例えば、「オンラインデザイン」を導入したことにより、イラストレーター等の画像ソフトを使えない初心者の方や携帯からでも、簡単にデータ入稿ができるようになりました。
③20を超える大小様々なサービスのの集合体で構成されており、プラットフォーム開発に携わることができる
ラクスルの印刷ECの裏側は、顧客基盤や決済の基盤、データチェックの基盤、印刷発注基盤などさまざまな基盤が絡み合ったプラットフォームとなっています。プラットフォームの型を磨くことで共通化・効率化を行っていき、自らの手でラクスル事業をドライブすることや、事業拡張にも対応しやすい仕組みを構築する事ができます
■ラクスルでは、どのように開発を進めているのでしょうか?
ラクスルは一言でいうと、「産業の課題をプロダクトで解決する」会社です。ただ開発するというだけではなく、プロダクトを中心に考え「どのようなニーズがあるのか」「これを開発することでどんなインパクトにつながるのか」を議論し、プロダクトの成長や顧客価値に貢献していきたい、というエンジニアが多いことが特徴です
①現場観察・ユーザー調査
産業の課題を解決するために、現場の「解像度」を高くもつ事が強く求められます。そのために現場やユーザーの観察をチームで実施することもあります
②プロダクトビジョンの設定
「誰の何をどのように解決するのか」というプロダクトビジョンをビジネスサイドも含めたチームで協力して創り上げ、開発を行っていきます
③アジャイル開発
プランニングと振り返りを繰り返しながら、1~2週間単位で開発スプリントを回しています