【ノバセル新卒3人に聞きました!】ラクスル入社までのストーリー
※本記事は、2022年度の新卒社員9名を3チームに分け、同期と協力して仕事を進めるチームビルディングの一環で企画・作成したものです。
さらなる事業成長に向けて、積極的に新卒採用をおこなっているラクスルですが、これまで選考の中身についてはあまり公開してきませんでした。
そこで今回は、今年新卒で入社した3名に、ラクスルとの出会いや選考内容、入社の決め手などを振り返っていただきました!
ビジネス
佐々 康平
Kohei Sasa
東京工業大学大学院電気電子系卒。修士課程では移動通信システムの基地局アンテナの最適化の研究をしていた。2021年5月、ラクスルのインターンに参加した後、2022年4月、ラクスルに新卒入社。ノバセル株式会社のカスタマーサクセス部に所属し、テレビCMの効果を可視化するプロダクトを用いて、顧客の事業成長をサポートしている。
エンジニア
細川 大至
Taishi Hosokawa
京都大学大学院情報学研究科卒。修士課程では情報検索と自然言語処理を研究していた。2021年7月、ラクスルの内定者インターンに参加。2022年4月、ラクスルに新卒入社。ノバセル株式会社のシステム開発部に所属し、ノバセルトレンドのサーバーサイドを担当している。
エンジニア
田村 湧介
Yusuke Tamura
横浜市立大学国際総合科学部経営科学系卒。Pythonによる分析記事ライターや広告系ベンチャー企業でのインターンを経験した後、2021年10月、ラクスルの内定者インターンに参加(ラクスルエンタープライズ事業部、ノバセル SaaS事業部)。2022年4月、ラクスルに新卒入社。ノバセル株式会社のシステム開発部に所属し、ノバセルアナリティクスのサーバーサイドを担当している。マッスル部部長。
――ラクスルとの出会いを教えてください
田村:
僕は、大学3年の11月に企業の1on1イベントでラクスルと出会いました。就活自体は大学3年の夏頃に本格的に始めました。僕は会社選びをする際、急成長企業かどうかを重視していました。ラクスルはこの点で当てはまっている上、若手でも裁量を持って働けたり、新規開発案件であっても手を挙げれば挑戦することができたりする印象があり、成長機会を求めている僕にとって魅力的でした。また、当時お話しした高橋さん(ラクスル事業本部VPoE)の「BtoBのサービスはBtoCのサービスと異なり、業務時間で価値提供するので、プライベートの時間よりも長く使われる」という話が非常に印象的でした。
細川:
僕も1on1イベントで修士1年の夏前にラクスルと出会いました。当時はインターンを受けている頃でした。残念ながら、その年にはラクスルのサマーインターンはなかったのですが、秋頃にカジュアル面談のお誘いをもう一度いただきました。そこで、VPoEの高橋さんがビジョンについて熱く語っていたのが非常に印象的でした。エンジニアも事業課題について考えていて、何を作るかを重視している組織だと感じました。
佐々:
僕は友人で2020年に新卒入社している楠くん(ノバセル株式会社 SaaS事業部ノバセルアナリティクスグループ マネージャー)に就活相談をしたときに、ラクスルを知りました。当時は就活の方向性が決まっておらず、コンサルティングファームなどのインターンに参加していました。そうしてキャリアについて考える中で、自分の手で長期的な視点を持って働きたいと思うようになりました。ラクスルは事業会社で、印刷業界だけでなく複数の産業の古い仕組みを変えていくという長期のビジョンを持っているところに魅力を感じました。
――ラクスルの選考はいかがでしたか?
エンジニア職の体験談
田村:
全体で3つのステップの選考がありました。最初にビジョンやカルチャーにフィットするかどうかをすり合わせる面談、次にスキルや具体的な業務内容・考え方の方向性がマッチするかを見るワークサンプルテスト、最後に役員と最終面接という流れでした。
僕の中で特に印象に残っているものは、ワークサンプルテストです。エンジニアに関してはコーディングテストを事前におこない、できたコードについてディスカッションをします。当時の僕はもともと経営財務を研究しており、プログラミングを習得し始めて10か月くらいと知識が浅かったので、まるで受験生のように死に物狂いでディスカッションの内容を想定して対策をしました(笑)。経験が長い人は落ち着いて取り組めば、きっと結果はついてくると思います!
細川:
僕も田村くんと選考ステップは同じです。選考に関しては、変に何か隠したりするより、素直にできないことはできないと言ったり、質問したりする方が大事だと思っています。「結局は、自分のスキルなどよりもマッチングの問題だ」と割り切っていました。そのため、泉さん(ラクスル株式会社 取締役CTO)との最終面接でも難しいと思ったことは素直に話していました。
ビジネス職の体験談
佐々:
選考ステップは、ビジネスもエンジニアと大まかには同じです。ラクスルの選考準備としては、社内の方の記事やIRを読んだり、母校の東工大出身の方に連絡を取ってお話を聞かせてもらったりしていました。修士1年の3月頃に人事との面談を経て、ワークサンプルテストに進むことができましたが、結果は芳しくありませんでした。与えられた課題に対し、ラクスルやハコベルのビジネスモデルを他の産業に当てはめようとしたのですが、そのアウトプットには「肝心の『誰のどんな課題を解決するのか?』という視点が抜けている」と、社員から厳しいフィードバックをいただきました。
失敗をバネに、その後のインターンでは、周囲の方々を頼り貪欲にキャッチアップしながら、試行回数を増やして日々改善し続けることを心掛けてるようにしました。努力の甲斐あって、インターン期間中の活躍が評価されオファーをいただくことができました。
――ラクスルにした決め手は何ですか?
細川:
自分の就活における2つの軸を満たしていたことが決め手になりました。
1つ目は、成長できる環境で、これが一番重要だと思ってました。コーディングや設計能力のような技術的な成長も重要ですが、プロダクト自体を考える能力を養える環境も重視していました。自分の「なりたい像」に対して、自分の意志次第でまっすぐ向かっていけて、同じビジョンを持った人たちと協力して仕事ができる環境が魅力的でした。実際に働いてみて、周りが挑戦をサポートする環境が確かにあると思います。
2つ目は、ビジョンとプロダクトに共感できたことです。「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンにしっかり基づいたプロダクトがあります。ロールに関係なく、顧客課題やプロダクトへの解像度が高く、魅力的なプロダクトを作っていける環境だと感じました。
田村:
僕がラクスルに決めた理由は大きく3つあります。
1つ目は、細川くんと同様に成長環境です。エンジニアとしてのキャリアを歩む上で、ラクスルでの経験や実績が市場にとってどれだけ価値があるのかを考えました。その中で、技術トレンドを追った技術選定がなされていたり、尊敬する優秀なエンジニアが多く在籍されていたりと、成長環境として非常に良いと感じました。また、ラクスルは成長期にある企業のため、面白いチャレンジができそうな印象もありました。
2つ目は、20年、30年先を見据えたビジョンと、それに沿った一貫性のある事業・組織づくりです。エンジニアは、システムに責任を持つ役割ではありますが、そもそもの事業や事業課題、そして根幹をなすビジョンとの一貫性がなければ、組織が一丸となって行動できないと思います。これに対して、ラクスルは「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という、目先だけの改善ではなく産業構造を再構築していくというビジョンがあります。そして、ビジョンに基づく事業方針やカルチャー、評価制度が組まれていることから、合理性を感じるとともに非常に誠実な印象を受けました。
3つ目は人です。ラクスルのメンバーを表す時によく「ロジカルさ」が挙げられますが、それ以上に僕は「知らないことをオープンにし、知識を透明化する姿勢」や、ソフトウェア開発の「HRTの原則」(書籍『Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか』で紹介される言葉)のような「個人を尊重する姿勢」がとても良いと感じました。もちろんこれらは基底となる文化やルールによるものですが、それを各メンバーがきちんと意識し、浸透している印象を受けたので、この組織で純粋に一緒に働きたいと思いました。あとは、戸辺さん(ノバセル株式会社 取締役CTO)の人柄が好きだったことも大きいです(笑)。
佐々:
僕がラクスルに興味を持ったきっかけは、2人と同じようにまさにビジョンへの共感です。
印刷業界の非効率を解消するだけでなく、これから複数の伝統産業の仕組みを再構築していく企業であると知ったときに、自分が主体的に携わっていくことに純粋にワクワクしました。ただし、外から見ると、ラクスルはロジカルな人が多くて怖そうだと思っていました(笑)。
最終的にラクスルを選んだ決め手は、インターン中に感じたフラットな環境と実力次第で挑戦できる環境です。例えば、年齢関係なく敬語で話したり、立場関係なく自分の意見を取り入れてくれるフラットなところが挙げられます。また、友人の楠くんの存在は大きいです。インターン初日に、エンジニアを含めたミーティングで議論をリードしている姿を見て驚きました。活躍しているとは聞いていましたが、想像を上回るほどプロダクトと顧客理解に努めているのだと感じました。立場に関係なく高い視座で事業に向き合い続けた結果だと思っています。自分も一生懸命働いてビジョンの実現にチャレンジしたいという気持ちが高まったので、「この環境に飛び込んでみよう!」と、入社を決意するに至りました。
――最後に、今の仕事内容と、これから取り組みたいことについて教えてください
佐々:
カスタマーサクセス部で、お客様との接点を持って、エンジニアの方々とコミュニケーションを取りデータ分析をしています。大学でおこなってきた研究活動と仮説検証をするプロセスが近いこともあり、相性が良いと感じています。今後はお客様に価値を感じていただける提案ができるようになりたいと思います。加えて、既存のプロダクトの顧客数が増加していたり、新規プロダクトが追加されたりしていく中で、オペレーションが逼迫しないように整理していきたいなと思います。
田村:
テレビCMの効果を分析するノバセルアナリティクスの開発をしています。今、取り組んでいることのメインは業務フローの自動化です。テレビCMの効果測定をする際に、分析前のデータを準備する作業があるのですが、集計バッチの実装(AWS Lambda、AWS CDK、AWS StepFunctionなど)やAPIの開発をし、完全自動化を目指しています。ノバセルアナリティクスグループは佐々くんも所属するカスタマーサクセス部の方々と距離が近く、顧客が何に対して課題を感じているかについて日々コミュニケーションを取っています。
これからは、専門性(データエンジニアリングやシステム設計など)を高め、開発をリードするとともに、ノバセルが目指す「マーケティングの民主化」というコンセプトに対して、システム開発の立場から積極的にデザインを提案・開発できる存在になりたいです。
細川:
先日発表のあった新しいプロダクトであるノバセルトレンドの、サーバーサイドをRustを使って開発しています。データウェアハウスとしてSnowflakeを利用していることもあり、これらの興味深い技術に触れるのが楽しいです。
今後は、確かな技術力を身につけて開発を進めていくとともに、プロダクトのあるべき姿を考えて提案できるようになりたいです。特にノバセルトレンドはまだリリースされたばかりなので、プロダクトの発展にオーナーシップをもって貢献していきたいと思っています!