ラクスルに興味を持っているあなたに伝えたい! ――2022年度新卒社員が入社して気づいた、4つのリアル
※本記事は、2022年度の新卒社員9名を3チームに分け、同期と協力して仕事を進めるチームビルディングの一環で企画・作成したものです。
2022年度の新卒社員が入社して1か月が経ちました。今回は、ビジネス・エンジニアの新卒社員3人が入社して気づいた、ラクスルで働くリアルについて語っていただきました。
清水 万尋
Mahiro Shimizu
2022年3月に上智大学経済学部経営学科を卒業後、ラクスルへ入社。
ノバセル株式会社に所属し、カスタマーサクセスを担当している。大学在学中は、内閣府事業への参加や、教育系NPO、大手人材会社にて長期インターンを行う。チームとともに事業をつくることを志し、Bizdevとしてラクスルに入社。
坂東 力
Riki Bando
2022年3月に東京大学大学院学際情報学府を修了後、ラクスルへ入社。
ハコベル事業本部システム開発部に所属し、物流最適化のチームでサーバーサイドを担当している。大学院ではIoT通信の研究を行う。伝統産業の仕組みを変えていくという点に魅力を感じ、ラクスルに入社。
飯盛 正慶
Masamichi Iimori
2022年3月に埼玉大学大学院理工学研究科を修了後、ラクスルへ入社。
ハコベル事業本部システム開発部に所属し、ハコベルコネクトのサーバーサイド開発を担当している。大学在学中は、建設業向けのSaaS開発のインターンなどを行い、レガシーな産業を変えていく面白さを知り、ラクスルに入社。
入社前に持っていた、ラクスルに対する4つの疑問
- BtoBで中途がほとんどの職場なら、ドライで堅い感じの人が多いのでは?
- 今後事業を増やしていくのなら、組織も肥大化していくのでは?
- ラクスルのプロダクト開発では理系の素養を生かすことはできるの?
- エンジニアは結局、「言われたことをやる」という関わりに限定されるのでは?
BtoBで中途がほとんどの職場なら、ドライで堅い感じの人が多いのでは?
飯盛:
エンジニアの選考を受ける前は、ラクスルが印刷・物流・テレビCMといずれもレガシーな産業をターゲットに事業展開しており、中途のメンバーが多いと聞いて、企業の雰囲気もドライで堅い人が多いのかなと思っていました。
就職活動中、ラクスルに関する経済新聞や雑誌の記事をいくつも読んでいました。「伝統的な産業の変革」という壮大で難しいチャレンジをしているために、各業界で経験のあるプロフェッショナルな方が集まっている会社というイメージがあったので、組織の雰囲気もきっとドライで堅いのだろうと想像していました。
しかしそれは、選考を受けているときに誤解だと気づきました。
選考のフローは、決まりきった型に沿って進めるのではなく、私個人の疑問や関心に応じて柔軟に対応していただきました。説明の時間を十分にいただいたり、現場社員の方とすぐに繋いでもらったりしたので、ラクスルの組織・カルチャーにフィットしそうかどうかをきちんと確認した上で意思決定することができました。
入社後は、事業やプロダクトについて分からないことだらけでしたが、メンターのエンジニアの方とのペアプログラミングなどを通して、スムーズにキャッチアップできました。
また、週1回の1on1をマネージャーやメンターの方と行っており、業務で生まれた疑問を解消したり、目標設定をする手助けをしていただいたりしています。1on1は雑談を交えながらカジュアルな雰囲気の中で行われるので、仕事を進める上で円滑なコミュニケーションを取れる環境だと感じています。
清水:
私は昨日、ノバセルのメンバーと月に1度のシャッフルランチに行ってきました。
シャッフルランチとは、月に1回会社から支給される食事代で、普段接点のないメンバーとランチをするという制度です。私の所属するノバセルでは、毎回4名程度のグループに分かれ、目黒オフィス近くで美味しいお店を探して食べに行っています。昨日はメディアチームの方と、初対面で同じチームになりました。
ランチをしながら、仕事の話や趣味の話をして互いを理解できたことで、業務上のコミュニケーションも図りやすくなったと感じます。ラクスルでは、チームの結束を強めるために、積極的に交流することが推奨されていて、シャッフルランチの他にも、社内イベントが頻繁に開催されています。
今後事業を増やしていくのなら、組織も肥大化していくのでは?
清水:
私は就職活動中は、ミドルベンチャーを中心に選考を受けていました。
そんな中で、IT系のベンチャーというと、何十人もの新卒を採用し、事業の成長とともに組織も肥大化するような事例が多いことを知りました。しかし、入社して1か月が経った今、ラクスルにおける採用や組織の考え方は、先に述べたものとは大きく異なるのではと思うようになりました。
ラクスルも、事業の拡大に伴って、中途を中心に活発な採用活動を行っていますが、やみくもに社員を増やす労働集約型の組織ではないと感じます。
日常の業務の中でも、何か問題が発生したときや、新しい取り組みを始めるときに、人力をもって解決することは推奨されていません。目指すのは、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」のビジョンにある通り、人が介入せずとも解決できる「仕組み」をつくることです。
私は現在、ノバセル株式会社のカスタマーサクセス部で、テレビCMの効果分析のレポートをクライアントに提供しています。レポートに必要なデータの取得からグラフの生成までの工程のほとんどが自動化されているため、そのデータを独自の切り口で読み解き、クリティカルなインサイト(示唆)を顧客に提供することが、私が担っている業務です。
仕組み化が進んでいる組織であるため、「あなたが介入することでどのような価値を生んでいるのか」とマネージャーから問われたときはプレッシャーを感じますが、このような関わりができることをとても嬉しく思うと同時に、自身の成長も感じています。
ラクスルのプロダクト開発では理系の素養を生かすことはできるの?
坂東:
私は理系の大学院生としてコンピューターサイエンスを学んでいたので、ソフトウェアエンジニア職を希望して就職活動をする中で、大学院で学んだことを生かせたら嬉しいと思っていました。一方で、大学の授業で学ぶアルゴリズムなどは、研究開発寄りの事業では生かすことができるものの、実際のWeb開発の現場では直接的に活用されているイメージがありませんでした。
しかし選考を通じて、ラクスルのプロダクトでは、独自のアルゴリズムを活用し顧客への価値提供を行い、プロダクトの競争力を高める工夫がなされていることを知りました。特に2017年にラクスルに新卒入社された岸野さんが行った、ラクスル事業部の自動最適発注の仕組みづくりでは、社内ハッカソン(Hack Week)で検証したアルゴリズムが実際に社内のプロジェクトとして立ち上がり、リリース後に粗利向上を達成したと聞き、印象に残っています。伝統産業への解像度を高めてオペレーションを理解し、それを高い技術力で仕組みを変え、顧客への価値提供を行うという点に魅力を感じました。実際、私が所属するハコベル事業部でも、アルゴリズムを活用して物流における業務コストの削減やオペレーションの最適化を行う仕組みづくりをしています。
また、社内ではビジネス・エンジニアを問わず、ロジカルに物事を考える習慣があるので、理系の人も活躍できるのではと思います。ちなみに、今年の新卒エンジニア7名のうち4名が理系の大学院卒です。
エンジニアは結局、「言われたことをやる」という関わりに限定されるのでは?
飯盛:
ラクスルのエンジニアに関しては、全くそんなことはありません。むしろエンジニアが主体的にプロダクトをつくっていくことが求められます。
私が所属するハコベルチームでは、エンジニア、PdM、CSが必要に応じて議論しながら要件定義を行います。そのためには、事業に対する高い解像度が必要なので、開発に使用する技術への理解以外に、物流業界の知識が必要になります。私が入社した直後は、物流業界の構造や、ハコベルはその中でどこをシステム化しているかなどの情報をインプットする時間が多かったです。大変ではありますが、自分たちで考え抜いてプロダクトをつくっていける面白さがあります。
エンジニアの提案から始まるプロジェクトもあり、アーキテクチャのリファクタリングやパフォーマンス改善も新規開発と並行して行っています。PdMはエンジニアのバックグラウンドを持つ方ばかりなので、このような技術的負債への理解が深く、チームでプロダクトの改善を重ねています。
また、エンジニアがユーザーインタビューに参加する機会もあり、ユーザーがどこに課題を感じているか、ハコベルをどのように使っているかなどを直接聞くことができます。自分のつくったものが役に立っているという実感を得られるので、エンジニアとしてとても幸せな体験だと思います。
清水:
入社して1か月が経ちますが、ビジネスの私もエンジニアとのミーティングに参加したり、プロダクトの設定の業務中にコミュニケーションを取ったりと、エンジニアの人とやり取りをしない日はありません。エンジニアとビジネスが密に連携しながら、共に事業をつくっていると感じられます。
最後に
清水:
思い返せば、ラクスルの選考期間中の、面談やワークサンプルテスト、IRや新聞記事からの情報収集を通じて、新しい学びや気づきがたくさんありました。この記事でお伝えしたラクスルのリアルが1つでも魅力的に映った方なら、その選考過程を同じように楽しんでいただけるのではないかと思います!
坂東:
ラクスルはユニークな会社だと思います。伝統産業をターゲットにして、解像度を高めてユーザーへの価値提供を行っていく経験を積みたい方にはぴったりです!
飯盛:
ラクスルのエンジニアの業務で際立つのは、既存の課題を解決するだけではなく、自らユーザー目線に立って課題を見つけていく面白さがあることです。自分たちで「どのようにすれば、より良いものを生み出せるか」を考え抜いて、業界を変革していきたいという方、ご応募お待ちしております!
※本企画の第1弾はこちら!