数々の企業と開催してきたラクスルのミートアップですが、
ついに!レガシー産業を変革するビジネスモデルで話題のキャディさんとの共催ミートアップが実現しました!
今回はは募集枠を拡大しての満員御礼、いつも以上に盛り上がった当日の様子をお届けします!
第一部:オープニングトーク
『ラクスル、キャディ各社のオペレーション構築・進化の道のり』
第一部は、キャディでパートナーリレーションシップの責任者を務める幸松氏と、2015年入社以来オペレーションの企画/執行を管轄してきたラクスルの福島が登壇。それぞれのここまでの道のりと、今後勝ち抜いていくためのオペレーション戦略について語りました。
50人以下の「事業オペ一体」型から現在の200人体制まで急拡大してきたラクスルと、今ちょうど50名体制を超えようとしているキャディですが、両社ともフェーズに合わせてオペレーションの在り方を変容させてきました。
幸松氏/福島両名からは、オペレーションとどう向き合い、競争優位を生み出してきたのか、苦労話も含めたリアルな話の数々が語られました。
その中で反響が大きかった部分をご紹介します!
「オペレーショナルエクセレンスとは?」(福島)
・マーケットリーダーには、3つの要素がある
―1.Customer Intimacy :例→IBM
―2.Product leadership:例→ SONY Apple
―3.Operational excellence:例→Amazon TOYOTA
・そのなかで、Operational excellenceはpriceと便利さを追求するもの
―流行りもなく持続性のある競争優位
・つまり、B2Bプラットホームだと、勝ち筋はOperational excellenceにあるということ
「オペレーションを推進する人はどんな人が向いている?」(幸松氏)
・人材マネジメント力と事業を作る力(効率化できる力)
―現場のメンバーの心を掴んだ上で効率化を推進できる人であるが、このような人材は市場に非常に少ないのが現実
・非連続の改善を推進できる人
―10%くらいの改善では足りない。成長目標100倍成長であるため、非連続の改善が求められる
「パートナーとどのように信頼関係を構築してきたのか」(幸松氏)
・フェーズによりアプローチを変えてきた
・アーリーフェーズは交渉力もネームバリューもないため、まずは「商慣習や作法(プロトコル)を合わせに行く」ことから
―スーツで20枚くらいの資料でプレゼンしても全く刺さらなかったが、服装を工場の人に合わせると話を聞いてもらえるように、なんてことも。
・今はフェーズも変わり、信頼関係を基盤にパートナーと共同でサービスやオペレーションを作っていく段階になった。
オペレーション構築や改善に携わっている方が多いようで、みなさん頷きながら話に聞き入っていました!
第二部:パネルディスカッション
『スタートアップにおけるオペレーショナルエクセレンスへのチャレンジ』
つづくパネルディスカッションでは、2名に加えてオペレーショナルエクセレンスの構築に今まさに向き合う2名が登壇。パネルディスカッション形式で、今の取り組みやこれまで乗り越えてきたことをテーマに、会場からの質疑応答形式でのディスカッションを行いました。
【登壇者】
・キャディ株式会社 SPS本部長 幸松 大喜 氏
・キャディ株式会社 CS・オペレーションマネージャー/経営企画 中原 雄一 氏
・ラクスル株式会社 ラクスル事業本部長 渡邊 建
【モデレーター】
・ラクスル株式会社 取締役COO 福島 広造
質問はかなり具体的なものが多く、登壇者だけではなくお越しいただいた方もオペレーショナル課題に今まさに向き合っていることを象徴するものとなりました。
その中の一部をご紹介します!
「オペレーション改善時の重要視する点、優先順位づけはどうしているか? ― 4つの視点を考慮する(中原氏)」
・ボリューム:今後どれくらい増えるか
・難易度:単なる難易度だけでなく、特殊性も含む
・プロダクト:システムで解決できるのか
・時間軸
「オペレーションを変えていくモチベーションをどう持つか? ― あるべき姿から逆算すること(渡邊)」
・事業のあるべき姿を描いているか?を常に自分に問うようにしている
・既存の延長線上ではなく、ゼロベースであるべき姿を描く
・そこから逆算してどうやったらできるかを考える
「オペレーションを変えていくモチベーションをどう持つか? ― オペレーションがあるから、産業を変革できることを伝える(中原氏)」
・メンバーはこう考えがち:なんでそれって大事なの? 僕らがいなくなったらどうなる? 価値提供できてるの?
・大きな目標を立てた上でのマイルストーンを描き、その上での今は遂行という伝え方をするのがマネジメントの役割
その他、たくさんの質問が飛び交う熱いセッションとなりましたが、最後はそれぞれ”スタートアップ×オペレーションの魅力”について想いを語りました。
・オペレーションは産業を変革するのに必要な要素。オペレーションも経営もどっちもできるのがスタートアップの醍醐味。(中原氏)
・会社をつくる=従業員の人生をつくっている。一人一人の価値観や人生の楽しさを作っていきたい そこに共感できる人でありたい。(幸松氏)
・オペレーションは競合優位性を作れる。なぜならたとえノウハウなどが流出したとしても、そのための経験や組織は多大な時間やコストをかけての積み上げであるので、すぐには真似できないから。(渡邊)
「オペレーションによって変革を起こすこと」への並々ならぬ情熱を感じますね。これからの変革/未来の姿がとても楽しみになりました。
一言にオペレーションといっても、2時間では語りつくせない奥深さと未知の可能性があることを感じさせるセッションとなりました。また、変革のためには人と人との信頼関係も不可欠な要素であることも強く印象付けられました。
懇親会
パネルディスカッション後は、集まった参加者の皆さんとの交流の場をご用意しました。
今回、様々な業種/役割の方にお越しいただいたため、情報交換がかなり活発に行われたようです。
登壇メンバー(と、両社を創業当時から支援する守屋氏)の集合写真。BtoBプラットフォーマーとして世界を一緒に変えていきましょう!
熱い談義。あっという間に夜が更けていきました。。。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
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