
【新卒エンジニア】裁量がないとは言わせない!!新卒3年目でリーダーとして粗利効率化を実現
ラクスルは、今後さらに事業成長を加速していくために、新卒採用を積極的に行っております。新卒で入社したメンバーはラクスルでの成長をどのように捉えているのでしょうか?今回は、新卒入社した2人のメンバーにお話しを聞きました。

(左)岸野 友輔
東京工業大学工学部情報工学科卒。2017年4月に新卒第2期として入社。
印刷事業のプロダクト開発に携わる。Go/Ruby/PHPエンジニア。現在は印刷発注基盤のリビルドを担当。
(右)原口 公輔
大阪大学基礎工学部情報科学科卒。2020年4月に新卒第5期として入社。
印刷事業のDTPチームに所属。Vue.jsを中心に、スピードチェック入稿というサービスのフロント全般を担当。
――ラクスル入社までの経緯や理由を教えて下さい。
●原口 ラクスルの事は、参加した1on1面談イベントで知りました。就活の時重視していたのは「裁量権が大きいか」、「会社のプロダクトに自分が共感できるか」で、大きめのベンチャー企業を中心に受けていました。
「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」と言うビジョンのもと、伝統的な産業をテクノロジーの力で変えていくことを目指したプロダクト作りに惹かれ、会社のプロダクトに自分が共感できたという事が、ラクスルを選んだ1番の理由です。
●岸野 僕も自分で裁量をもって仕事ができるところに行きたいと思っていました。ベンチャーのインターンでiOSのアプリ開発を既にしている人も周囲にいたので、小さい会社で自分の力で頑張って実力をつけたいと思っていました。たまたまラクスルに知り合いがいて、縁があって入社させていただきましたが、当時は現在と比較してまだ会社規模は小さく、正社員で50人弱、エンジニアだと20人弱ほどの組織でした。
入社半年で感じる裁量の大きさ。3年目では、会社の生命線となるシステムをリリース
――二人とも「裁量がある」ということを挙げていただいておりますが、入社してみていかがですか?
●原口 印刷の工程には、データをお客さんから受け取った後、印刷工場に入稿する前にデータをそのまま印刷して問題ないかをチェックする「データチェック」という工程があります。普通はDTPオペレーターと呼ばれる方々が人の手で1つずつ目視でチェックを行っているのですが、チラシなどの比較的チェックが簡単な商材や注文数が多い商材を中心に、ラクスルではデータチェックの自動化に取り組んでいます。
現在、僕はデータチェックの自動化に取り組む「DTP」というチームに属し、フロントエンドエンジニアを担っています。どういった課題があのか、それを解決するためにこの一週間単位で何をやるのかというのをPdM中心に、デザイナーや他部署の人と協力しながら進めています。入社半年経過し、ある商材をリリースする際、データチェックの機能を盛り込んで、その後の実装までフロントエンドエンジニアとして携わる機会がありました。自分がかなり深くまで携わったものが実際にリリースされて、きちんと世の中でにサービスとして提供されているのを目の当たりにして、ものすごい達成感を感じました。
入社半年、しかもほとんどリモート勤務の中でで成し遂げる事ができたのは、ラクスルの環境ならではだと思っています。「無線綴じ」という商材におけるスピードデータ入稿のデータチェックの自動化のフロント部分を、任せていただいたこともあり、学生の時に求めていた”裁量の大きさ”というのは日々大きく感じている所です。
●岸野 入社直後は、web開発をしたことがなかったので技術の勉強をしつつ、少しずつこなしていくという感じでやってました。その時はエンジニア数も少なかったので、現マネジメント層のメンバーに付きっ切りで教えてもらって、貴重な経験をさせてもらいました。
入社半年でECの開発チームにアサインされた際、折り込みチラシやポスティングの配布日数計算システムの改善を担当しました。当時は折り込みチラシの発注から印刷まで7営業日要していたのですが、5営業日でできるようにする短納期化の取り組みをビジネス側に提案したところ、チャレンジしてみようと背中をおしてくれて、リリースに至りました。自分が「こうすればもっと使いやすくなるのではないか?」と思ったことを提案し、周囲を巻き込んで実現していくという、今の自分にとっても大きな経験を積ませてもらいました。
2年目は、業務委託2人と僕1人のチームで開発をリードして、デリバリーの責任を担っていました。コードレビューもするし、デリバリーのPdMと直接やりとりして決めて進めていくという形で、大変な部分もありましたが、その分実力はついたように思います。
3年目で「Raksul Hack week」という1週間業務以外の開発に取り組むハッカソンイベントで、「最適発注プロジェクト」を提案。「どの注文を」「どのタイミングで」「どこのパートナー委託先に発注するか」というオペレーター頼みだった工程のシステム化を提案しました。その後正式に社内のプロジェクトとして立ち上げさせていただき、エンジニアは僕1人、ビジネス側でもう1人の2人チームで、設計から実際にリリースするところまで携わらせてもらいました。結果として大きな額の粗利を向上させるシステムを構築できました。
入社したての1年目の提案を取り入れ、2年目では開発リードを担わせて頂き、3年目では印刷事業の根幹となるシステムの改革を任せてもらえたというのは、責任も重かったですが本当にやりがいがありました。間違いなくラクスルに「裁量」はあります・・(笑)
リモートでも丁寧なオンボーディング体制
――(原口さん)リモートでの入社となりましたが、どのようにオンボーディングしたのでしょうか?
●原口 2020年4月とまさに緊急事態宣言が出る直前の入社で、入社前にパソコンが送られてきて完全リモートで入社しました。入社して2-3か月の間は、先輩のフロントエンドエンジニアがずっといるMeetの質問部屋を用意してくれて、何か聞きたいとなった時に、気軽に質問できる環境を作ってくれました。同じスクラムチームの直属の上司だけでなく、別のスクラムチームの方も入ってくれたりして、交流がうまれ、自分のことを会社全体でサポートしてくれているんだと実感できました。
また、時間を設けて質問の場をセットしてくださったり、2~4週間に1回、フロントエンドが集まるリモート飲み会を開催してくれたので、そこでたわいもない会話や人となりを知ることができたので、その後の業務でも質問しやすくなったと思います。出社が始まってからも、自然と打ち解ける事ができたように思います。
ラクスルの強みは、「自由に提案できる環境」と「裁量の大きさ」
――ラクスルの良さ・魅力を教えてください

●原口 すごく優秀なエンジニアの方が多いなと思います。単純な技術力だけではなくて、組織的にどういう風にすればよいかということを考えている方が多いなと思います。例えば、どのような開発をすればオペレーターさんの手間が減るか、とかそういう広い目線を持っているエンジニアの方が多いので、良い刺激になっています。
●岸野 裁量を与えて、どんどん任せてくれるというのが良いところかなと思います。会社の生命線となるシステムを自由に提案し、リリースさせてくれるって他の会社ではなかなか経験できないと思うので。そこを任せてもらえるのは、本当にやりがいがあると感じています。例え何年目であっても、”よりよくするための”自分の考えを伝えた時に、受け入れて背中を押してくれる会社のメンバーには本当に感謝しています
――どんな人がラクスルに向いていると思いますか?
●原口 ラクスルで求めているのは、発想できるエンジニア・自走できるエンジニアと聞いていました。実際に働いてみると、黙々と作業をしてタスクをこなすだけではなく、開発の過程でも他に改善できることがあるのではないか、とか、次のタスクに落とし込むという「考える」過程が大事だなと感じています。
●岸野 そうですね。自分がやる意味って何なんだろうって考えるのが大事だと思っていて。そこを自分で考えてやっていける人っていうのはすごくいいなと思います。
●原口 その延長線上で言うと、コミュニケーションをしっかりとれる人が向いていると思います。岸野さんのように、「もっとこうしたら良いのではないか?」と思ったことを、周りを巻き込んで提案していける人のようになりたいですし、そういう方が入社してくれたらうれしいです。またその提案を受け入れてくれる環境がラクスルには整っているなと感じています。
――二人の今後の目標を教えてください。
●岸野 この4年間で、一定のことはできるようになってきたので、技術的な面で「より尖っていきたい」と思っています。この分野だったら、岸野に聞けばいいというのをもっと増やしていきたいです。また、アウトプットを増やしていきたいなと思っていて、社内での活躍だけでなく、もっと世の中に発信して自分のエンジニアとしての価値をあげていきたいと思っています。
●原口 自分自身、エンジニアとして伸ばしていきたい事が2つあります。
一つ目が、単純に物を作る力。どの会社に行っても要求される技術に広く精通して、作る力を上げていきたいなと思ってます。具体的には今はフロントエンドを担当しているのですが、将来的にはサーバーサイドにも挑戦していきたいと思っています。
二つ目は、ラクスルのエンジニアとして活躍できるようになりたいと思っています。これは技術以外の既存のシステムの振る舞いだったり、エンジニア以外の部署の業務も理解して、巻き込んでシステムに活かしていける人になりたいと思っています。
すごく活躍しているメンバーは、技術力だけでなく業務への理解や巻き込みの総合的な能力が高いなと感じていて、自分もそんなエンジニアを目指していけたら!と思っています。
お二人とも、ありがとうございました!
ご応募お待ちしております!
https://hrmos.co/pages/raksul/jobs/OPEN-NEWGTECH2
新卒のテックブログ「新卒エンジニアがラクスルでの三ヶ月を振り返ってみた」もどうぞ
https://tech.raksul.com/2020/07/15/new-grad-three-months/